私は5年前に全財産を株や投資で失いました。
たいした学びもせず、株が上昇トレンドにのって浮かれているとき、一転下降トレンドへ変わったのです。
上手く損切りするスキルやマインドもなかったし、状況に反応することができませんでした。しかも信用取引を全力で行っていたことで借金一歩手前までいきました。
生活ができなくなる恐怖、お金が無くなる恐怖というのは、相当強固でお金に対する恐怖心が小学生の頃から刷り込まれているのだと気づきました。それに気づきてからは更に怖くなった感じたしたのです。
世の中には同様な経緯で多額の借金が発生してしまう人もいます。
状況は違えど、精神的なダメージや心理的環境は同じでしょう。心がどうなるかというと、自分でもおかしな精神状態、自殺しようかと考えたり、常時ストレスがかかり幻覚を見て、自立神経がおかしくなり、メンタルがおかしくなる、食欲もなくなります。
何も考えられない、本気で誰かに助けてほしいと思う。
だけど、だれも助けてくれない。それは自己責任だといわれる。そのとおりだし私も経験してそう思いました。
なので、学びもせずにいきなり行動する危険性が分かっています。世の中は行動しろ、行動しろと叫んでいますが、私から見たら逆です。
行動してはいけません。
まずきちんとスキルとマインドセットを学んでから行動するのが正解です。
大きな失敗をしてからが本当の人生の勝負が始まる
全財産を失いましたが、幸い会社へは変わりなく勤めていたので、食うに困ることはありませんでした。
だけど、大きな借金があれば、かなりの生活を切り詰めなければ、生活していくことは難しくなるし、目の前の状況を立ち回るしか考えられなくなります。
理想の未来なんて、遥か先すぎてイメージすることも不可能です。
しかし、そこから始めて人生設計を考え出す。
どれくらいの期間で、どのくらいの金額で返済して、どのようなことを将来やったら完済できるか、その後はどのようにお金をふやしていくのか。
一度失敗したら、自分の学びの弱さが分かります。どのくらい自信を持たないと行けないのか、なんとなく数値化されてきます。足りないのなら行動はまだ先だとか。
それを自覚できたら、まさしく、そこから本当の勝負が始まっていきます。
株でなくてもこの世界には同じような境遇の方もたくさんいるかもしれません。あなたはどうでしょうか?
なにも株や投資だけではありません。
- 交通事故
- 病気
- 事業失敗
- 解雇
- 親戚とのトラブル
このような予想していない出来事から、人生設計を再度やり直さないといけない場合もあるでしょう。
その事実に直面した場合、どうやって今後生きていくのか。その時に本当の人生が始まるのかもしれません。